青森へ(4) ~日本海をなぞって~

2012年3月2日(金)

朝6時に起床。 ホテルの朝ご飯を食べ、青森駅から二つとなりの津軽新城駅へ。

まずは、日本海号を撮影。青森駅から近く手軽に駅撮りできるのが良い。

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駅を離れ、そばを走る国道からバスで少し移動。

 

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国道が線路を越えるあたりから。歩道は雪置き場になっているため、2m程度の高さの足場になっており、そこからの撮影。

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目当てはこのあけぼの号。赤い機関車が雪景色の中で映える。

 

再びバスで新青森駅へ移動。せっかくなので入場券を買って新幹線の新青森駅へ入る。

 

今は終着駅の新青森だが、早くも2015年度に新函館駅までの延伸が予定されている。

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まっすぐ伸びる先はいまは終点。写真右へ伸びるのは車両基地への回送線だ。

 

ついでに、駅構内の土産物屋で色々と購入し、青森駅へ戻ると、リゾートあすなろ下北と485系が並んでいた。

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485系といえば、昨年のダイヤ改正で大阪から退いた特急雷鳥号に使われていた形式であるが、西日本より東日本で後まで活躍するとは思っていなかったので驚きであった。

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青森車両センターに所属するこの車両はいまも白鳥・つがるに使用されている。といっても、つがるは臨時運用専属であり、定期列車は既にE751系に譲っている。

 

さて、青森駅を離れ、今度は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」へ向かう。ここは、青函連絡船そのものを使って船内に展示を施した博物館である。

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ここでは写っていないが船体には国鉄を示すJNRの文字が記されている。

1階は当時のまま車両甲板となっており、キハ82系特急気動車や郵便車スユニ50、また「控車」と呼ばれる特殊な車両も展示されていた。控車は、船体に貨車や郵便車などを積み込む際、機関車とそれらの車両との間につなぐ車両で、機関車が船体にかからないようにするための車両だそうだ。機関車が船体にかかるとその重みで船体が沈み込み、危険なためである。同様の例は宇高連絡船でも見られたらしい。

 

さて、八甲田丸を見学するともうお昼にさしかかっていたので、友人が目を付けていた「のっけ丼」なるものを食すため市場へ。

ご飯をまず買って、それに乗っけるものを自分で適宜買って乗せてもらって完成するというシステムらしい。

 

 

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というわけでこちらが自分ののっけ丼。いくら・まぐろ・サーモン・やりいか・くじらを乗せ、ご飯と合わせて700円で出来上がった。おいしかったのは言うまでもなく。

 

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お腹をふくらませたところで、青森駅からは「リゾートしらかみ」に乗る。

噂には聞いていたが、外装・内装ともに非常にお金がかけられているなあという印象を受けた。これを乗車券のほかに指定席料金(510円)だけで乗れるのは感動した。

青森からまずは弘前へ。ここで進行方向が変わり、川部駅まで戻る。そして、ここでまた進行方向が変わり、五能線へ入る。なんとも独特な運転経路である。

川部を出て数駅の区間は車窓の左右ともにりんご畑が続く。圧巻の景色。季節が違えばもっと素晴らしいだろうと思いながら五所川原に着く。

ここは五能線唯一の乗換駅。日本最北の私鉄、津軽鉄道が発着する。津軽鉄道といえばストーブ列車が冬は有名であるが、今回は残念ながら見送った。

鰺ヶ沢駅のあたりから、日本海に面して列車は走る。

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五能線のほぼ中間、深浦駅で列車の行き違いを行う。相手は、おなじくリゾートしらかみ号である。しかし、相手はリゾートしらかみの4編成目の「青池」編成。最新型のハイブリッド気動車である。ちなみに、こちらはその1つ前の「くまげら」編成である。

列車は五能線をひたすら南下、やがて夕闇に包まれ、終点の秋田駅に着く頃には真っ暗になっていた。

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ここで晩ご飯を摂り、一人は横手行きの電車へ、そして私ともう一人は寝台特急あけぼの号へ乗るため、ここで卒業旅行としては解散となった。

 

そして、二人してあけぼのゴロンとシートへ乗り込み、東北を後にした。