2012年5月1日(火)
今回は飛行機のお話。
伊丹こと大阪国際空港へ朝から出発。
前日からの強風で、この日も朝から北からの着陸。
通常、大阪空港では南南東にある生駒山のあたりからまっすぐ接近して着陸する(滑走路は32L、32R)のだが、東からの風が強い日は向かい風となるように、途中の京橋・都島上空あたりで左に針路を変えて、十三のあたりを通過。針路を滑走路と平行に取って空港の西側、尼崎市や伊丹市の上空を通過する。そして、最後にぐるっと右に180度旋回して、北北西から着陸する。
このとき使用する滑走路が「14L」もしくは「14R」となるため、ワンフォーとも呼ばれるらしい。
そんなわけで、そこそこに珍しい逆向きの離着陸を見ようと伊丹へ向かったのだ。
空港に着いて、まずは展望デッキへ。
まず降りてきたのは鹿児島発のANA542便、B737-800。
羽田発のANA15便(B777-300)はなんとポケモンジェット。
ところで書いてあるポケモンがあんまわかんないんだけどジェネレーションギャップかね。
離陸ももちろん14からの南向きで。福岡行のANA1673便(DHC-8-400)。
IBEX51便の仙台行きはCRJ700。
写真では解りづらいだろうけど、左側から大きく旋回してこの姿勢になる。
ここでより14の着陸を間近で見るため、移動開始。
Yahoo!地図を携帯で出してその通り歩いてみたら、おもっきし空港内通るルートにされて、迷ったよ!(正面に見えるゲートを入って右折みたいな地図になってた。)
というわけで再び歩いて無事到着したのは「エアフロント下河原」というところ。A滑走路(ターミナルに近い側)の北端付近に設けられた公園。
写真に映るはA滑走路14Rに着陸しようとする山形発のJAL2234便(ERJ170)と、その着陸のため、滑走路手前で待機しているANA555便高知行(A320)。
離陸に向けて移動するANA1637便松山行き(DHC-8-400)と、JAL2173便秋田行き(ERJ170)。空港越しに見えるのは大阪市内の高層ビル群。
着陸便も次々にやってくる。羽田からのJAL111便(B777-200)、後ろには鹿児島発ANA544便(B767-300)が見える。およそ3分の差で着陸する。
飛行機の離着陸の隙を縫うようにANH(オールニッポンヘリコプター)のヘリが降りてきた。ヘリコプターはまったく知らなかったが、レジ番号から調べてみるとNHKの報道用ヘリらしい。
着陸機の旋回の様子を撮影。機体を大きく右に傾けながら低空を曲がってくる様子がわかっていただければ幸いである。
写真右側に建設用のクレーンがいくつか並んでいるが、ここが大阪最後の一等地と呼ばれる梅田北ヤード地区である。
仙台からのANA734便はANAが加盟する航空連合『スターアライアンス』の塗装。ANAの標準塗装よりこっちの方が好きだったり。背景に映るは、同じくANAのB767-300。
ちょっと移動して、滑走路を正面から撮影。横切るのはJAL114便羽田行き(B777-200)。B777やB767のような少し大きなジェット機はA滑走路は短すぎて使えず、B滑走路を使用する。
また一つ別の場所から。ANA423便福岡行きのB737-500。エンジンにイルカが描かれているのはかつてエアーネクスト(NXA)に所属していた名残である。
なお、NXAはエアーニッポン(ANK)の子会社として誕生したが、2010年10月にエアーニッポンネットワーク(AKX)、エアーセントラル(CRF)と統合してANAウイングス(AKX)となって消滅している。
福岡からのANA1676便、DHC-8-400。小型機は強風で本当によく揺れており、こんな日に乗りたくはないなあと思ってみたり。
熊本発の天草エアライン801便、DHC-8-100。
青色を基調とした塗装が特徴の天草エアラインは、伊丹と熊本、熊本と天草を結ぶ地域航空会社。この1機のみで旅客便を運用している。特に伊丹便は機材の都合で運行しない日が設けられることが多い特異な存在。JALグループとANAグループが割拠する伊丹においては目立つ存在でもある。
これにて撮影終了。空港まで歩いて戻った。