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Aqueous triplog

きままに いたずらに

阪堺の話題メモ

色々とありますので、このあたりで備忘録がてらまとめておきたいと思いまして。今更な話題も多々あるのですが。

モ161形譲渡募集の話

昨年11月7日に出された『路面電車の走る街』の第7巻にて初出。数年前より休車となっていた167号が譲受できる方がいたら、という内容でした。
また今月に入り報道がありましたが、モ161形を堺トラム導入とともに廃車にするので引き取り手を捜しているということだそうです。

国内最古の電車:阪堺電気軌道モ161形、無償で譲ります
毎日新聞 2014年01月23日 05時30分(最終更新 01月23日 10時43分)

 大阪と堺で路面電車を運行する阪堺電気軌道大阪市住吉区)は、1928年ごろに製造された車両「モ161形」の引き取り手を探している。営業運転中の電車としては国内最古だが、2013〜15年に低床式新車両「堺トラム」を3編成導入するのに合わせ、3両が順次引退する予定。太平洋戦争で空襲から逃れた名物電車で「解体はさみしい」と無償で譲る。
 同社によると、モ161形は1両編成で、長さ約13.7メートル、幅約2.4メートル、高さ約3.7メートル、重さ約19トン。内装の一部にチーク材を使うなど高級感がある。約15両が製造されたが、90年代から徐々に引退し現存は10両。うち3両を、堺トラムの導入と同時に廃車にする計画だ。
 車両は無償譲渡するが、輸送費約300万円が必要。車両の形を残すことが条件で、法令により、一部の部品を取り外した上で引き渡す。
 長崎電気軌道長崎市)で1911年製造の車両が年3回運転するが、通常の営業運転を続けるのはモ161形が「最高齢」。太平洋戦争中の大阪大空襲では車庫が被災。45年6月15日の日誌には、焼夷(しょうい)弾が落ち、2両が全焼したとの記録も残る。
 廃車になった車両は過去にも商業施設や休憩所として再生した例がある。79年から車両を整備する嘱託社員の蔵之前(くらのまえ)清和さん(64)は「時代の流れだがさみしい。どこかで第二の人生を送ってほしい」と願う。
 問い合わせは阪堺電気軌道(06・6674・5146)。【高瀬浩平】
http://mainichi.jp/select/news/20140123k0000m040129000c.html

ああいよいよ昭和一桁も引退かーと思っている方も多いようなのですが、モ161形は前述の167号も入れると10両、引退は3両、となると明らかに全廃とはなりそうにありません。少なくとも161号については小奇麗にしたこともあるので最後まで残していくのだと思いますし、残り6両についてもおそらくまだまだ使うつもりであるようです。IC機器も付けましたしね?というところで次の話です。


IC導入にまつわる話

今年春にもICカードPiTaPa」に準拠したICカードの導入する旨が発表されていますが、これに伴い、昨年秋ごろから運賃箱の更新などが行われています。ちなみに今まで阪堺では、後払いのみで乗車時になにかをするということはなかったのですが、乗車口にも機械が設置されているため、乗車・降車の2度タッチすることになるようです。そういえば、堺市の補助策開始以前の2区間運賃時代にも整理券発行機がなかったというのは驚かれるかもしれません。
「まつわる」という言い回しをしましたが、今回の運賃箱更新にあわせて、放送機器の更新や車内ディスプレイの設置なども行われています。また、モ351・501形については行先表示器のLED化も行われています。
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天王寺駅前阿倍野間軌道移設の話

あべのハルカスがいよいよ3月7日に全面開業しますが、その前にある阿倍野筋の拡幅工事も随時進められています。西側(Q's・ベルタ側)で工事が行われており、車道歩道あわせて40mの道路に拡幅されます。新しく歩道となる部分は順次供用されており、市バスの停留所や信号機などの準備も既に行われている状態です。
そこで上町線の軌道も7m西側へ移設されることになっており、新歩道橋開設以降、地下からしかいけなくなった天王寺駅前駅も再び歩道橋へ接続され、またかつてはなかったエレベータの設置も予定されています。これでやっと、起点駅たるこの場所がバリアフリーに曲がりなりにも対応することとなりますね。

2014/01/17 建通新聞社
【大阪】あべの筋拡幅 夏までに軌道移設工事発注
大阪市は、あべのハルカス西側の近鉄前交差点~阿倍野交差点までのあべの筋を拡幅する計画で、2014年度中に阪堺電気軌道上町線の軌道移設を終え、15年度末までに全拡幅を完了させる考えだ。また、阿倍野区役所では、軌道内を芝生化するため14年度に設計を作成し、15年度での芝生化を目指す。
 拡幅区間の延長は約600㍍。幅員24㍍の現道を西側に広げ、幅員40㍍道路にする。幅員は両側歩道が各5・5㍍、車道部(阪堺軌道部含む)が29㍍。本年度から西側の車歩道整備に着手しており、これまでに歩道部(キューズモール側)の拡幅を完了。現在、車道部2車線分の整備を進めており、3月末までに完成させる。場所は大阪市阿倍野区
 14年度は阪堺軌道を道路中央部に移設する予定。工事発注は阪堺電気軌道が行う。担当者は、「夏ごろには現場に入りたい」としており、今夏までの発注が見込まれる。
 ただ、発注に向けては、許認可手続きや設計、関係機関との調整のほか、水道、電気、ガスなど道路下の埋設工事の進捗状況の見極めも必要になるとしており、遅れる可能性もある。
 軌道移設後、15年度には、西側の車道部1車線と東側の車歩道整備(車道3車線)を行い、同年度末までに完成させるスケジュールを組んでいる。
 拡幅に併せて、阿倍野区役所では地域からの提案を基に、軌道敷を芝生化する計画。キューズモールやハルカスなど周辺で大型商業施設のオープンが相次いでおり、この機に、阿倍野を訪れる観光客へ新たな大阪の名所としてアピールする狙いがある。
 14年度当初予算には、軌道敷の芝生化設計委託費として862万円を盛り込み、都市景観、回遊性の向上に向けた検討・調査などを一括して設計をまとめる。芝生化工事は15年度の予定。工事費に7659万円を見込んでいる。
 芝生化の設計、工事については阪堺電気軌道で実施する軌道移設工事に含めて実施してもらえるように調整中。
 担当者は「芝生化はまちの魅力向上だけでなく、ヒートアイランド減少の緩和にもつながる」としている。
 長期に及んだ阿倍野再開発事業があべの筋拡幅を最後に収束する。
http://www.senmonshi.com/archive/02/02A9GLHN2H2U2A.asp

ちなみに、こちらの記事で初めて知ったのですがどうやら拡幅区間では緑化軌道が計画されているようです。緑化軌道は堺市内で既に採用されている場所がありますが、ということはこの区間はセンターリザベーションになるのか、少なくともセンターポールの採用となるのでしょうか。

堺トラムの話

先日書いた通り、正月にまさかの営業復帰を果たした堺トラムですが、現在第2編成となる「紫おん」が着々とできあがってきているようです。紫おんの到着を待ってからにはなるのでしょうが、この春より堺トラムは天王寺駅前への乗り入れが予定されています。また、初めの話に戻ってしまいますがこれに伴いモ161形が1両また落ちるということになるはずです。どうしても正月に姿を見せなかった163号・172号が怪しそうなのですがどうなんでしょうか。
さてさて、堺トラムの天王寺乗り入れは昨年6月の時点では今年度末までに、軌道改修が済み次第というお話でしたが、昨日28日に日中試運転で天王寺駅前に堺トラムが姿を見せ、いよいよ軌道改修も済んだのかなという感じが出てきました。いつごろ紫おんが搬入されるのかわかりませんが、タイミングとしては3月7日のハルカス開業とともに……とどうしても期待したいところです。が、果たして。

石津北駅設置の話

堺市内に話は移ります。以前より計画されていた東湊~石津間の駅新設計画ですが、現在のところ今年秋の開業予定という話になっています。場所は当初泉北1号線の南側ということでしたが、直近の資料を見ると、泉北1号線を挟んで北側に天王寺駅前行き、南側に浜寺駅前行きのホームが設置されるようです。
既存の停留所では踏切の手前にホームを互い違いに設置しているものがほとんどなのですが(今船駅のみ今回の新駅と同じ)、幹線道路ということもあり、踏切による閉塞を最小限にすることもありこのような設置になるのだと思われます。


ということで思ったより短く済んでしまいましたが、本当に堺トラム導入以降、色々と賑やかで興味のつきないところです。