東洋唯一の地下鐵道

2012年7月10日(火)/11日(水)

「東洋唯一の地下鐵道」の名で開業したといえば、東京メトロ銀座線。
1927年、昭和2年に開業した路線。

未だに何線がどの辺を走ってるかわからない東京だけども、銀座線の終点であるところの渋谷に東急さんがなんかでっかいビルをこしらえたそうで。

 

それが渋谷ヒカリエ

 

から見た銀座線。
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西向きに景色が望める場所があって、そこから。
ただ、曲線の透明な板が貼られていて、どうしても反射が入ってうまく撮れず。難しい。


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銀座線はその開業時期の早さから駅やトンネルの拡張も儘ならないようで、天下の東京のど真ん中を今も6両編成で走っている。輸送力をカバーするのは圧倒的な運行密度。平日の昼間ですら3分間隔を維持している恐ろしさ。

 

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そんな銀座線にこの春から登場したのが黄色のまぶしい1000系。
いままでの銀色にオレンジの太い帯、というデザインからは一線を画するこの車両。

実はこれは、銀座線誕生当初の車両デザインに立ち返ったもの。

 

f:id:aqua_161:20120722045455j:plain:w500(3月撮影)
その車両というのがこちら。東京地下鐵道1000形。
1968年に引退。今は亡き交通博物館所蔵を経て、現在は地下鉄博物館にて一般公開されている。

 

もちろん今を走る1000系はLED式の行先表示機や前照灯をつけ、車内ではLCDによる案内がなされるなど最新の技術でもってつくられたものではあるが、東洋唯一の地下鐵道へのいわば原点回帰。

2016年度中には現在の01系は全て廃車になり、この1000系に置き換わる予定。