2018年を振り返る(4)-国境

前回の続きです。

プラハにはまず3泊しましたが、丸一日使って少し遠いところを往復しました。
バスで1時間半ほど、リベレツという街です。今回はその話。

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リベレツはチェコ6番目の都市だそうです。目的は一貫して路面電車なのですが、何が面白いかというと、メーターゲージと標準軌三線軌であるというところです。
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リベレツのトラムは3つの系統がありますが、このうち11番は南東にある隣町、ヤブロネツ・ナド・ニソウ*1まで延びているインターアーバンな路線でこれがメーターゲージ。リベレツ市内で完結する3番は標準軌になっています。もう一つの5番は11番の区間列車のようでした。このため、双方の系統が乗り入れるViaduktからFügnerovaでは三線軌になっているということです。

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さて、ヤブロネツとの間にあるProseč n.N.という場所にやってきました。ここは路側軌道が残っていて、とても趣があります。あれです、上芥見みたいなやつ。

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そしてここでT3の少し前の車両T2Rが試運転?みたいな感じでやってきました。実はリベレツにはこのT2Rが現役で残っていて、見れたらラッキー的な気持ちもあったのですが、現実のものとなりました。ちなみに11月にリベレツでの営業運転を終了したようで、どうやら今後プラハの23番(ノスタルジックトレイン)へ活躍の場を移すことになるのでは、ということらしいです。




昼過ぎ、リベレツ駅から単行列車で、ツィッタウへ移動します。
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一見ローカル線ですが、実は国際列車でドイツへ入ります。細かく言えば、チェコのフラーデク・ナド・ニソウ駅から一瞬ポーランドへ入り、その後ドイツのツィッタウ駅に到着します。ポーランド国内に駅はありません。列車の行き先にはリブニシュチェとあり、またチェコに戻る列車だったりします。
また、運賃は車内で車掌に払うシステムなのですが、チェコ・コルナ?ユーロ?と通貨を聞かれます。当たり前なのですが、とても不思議な気分になりました。ちなみにリベレツからツィッタウまで38CZK(約190円)でした。大変リーズナブルな国際列車です。

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というわけでツィッタウです。DBの看板からドイツに来たことがわかります。

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この駅からはSLの保存鉄道が走っており、しばらくするとやってきました。

で、ここから歩いてチェコに戻ることにしました。
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市街地を抜けると道路標識にポーランドの文字が。

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国境です。橋の向こうがポーランド

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さらにしばらく歩くとこんなところに出まして。ドイツ・ポーランドチェコの3カ国の境となっている場所です。
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これ、国境。左がポーランド、右がチェコです。マジか。
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ちなみにチェコ側だけなんかお祭りやってまして、明らかに仮設な橋が架けられていますが、渡るとドイツです。

ということで、やはり島国にいると国境というのは意識されないわけで、こういう変なところに行ってみたかったわけです。とても楽しかった。


そのまま歩いてフラーデク・ナド・ニソウ駅からリベレツへ。そしてバスでプラハへと戻った一日でした。

ヨーロッパ旅行、あと一回だけ続きます。お付き合いいただければ。

aqueous-triplog.hateblo.jp

*1:nad Nisou(ナド・ニソウ)は「ニサ川沿い」の意。周辺の地名によく現れるためか「n.N」と略記されるようです。