方向幕を飾りたい

部品販売されるものの中で、方向幕が割と好きで何本かあるんですが、いい加減飾りたいなということで工作をしました。


材料は
・側板:パイン集成材が2枚(430×100×12)
・棒:VP13塩ビ管 790mm以上 が4本
・円盤:スチレンボード製 内径18mm、外径60mm程度を4つ
・ソケット:内径19mm(塩ビ管が入るサイズ)を4つ

今回、大阪市バスの側面幕ということで表示部分は400x700(実際の幕幅は750)ということになっています。

1.側板
できるだけ加工はしたくないので、まず側板にソケットを組み合わせます。深さ15mmぐらいですが、もっとあってもよかったかも。

この時点では裏側(巻き取り側)だけつけた状態少し縦方向に余らせていますが、正面側は表示部分の長さに足りるようにいっぱいいっぱいに取り付けます。
また、片側の板だけ巻き取り側の棒が貫通できるように穴を開けておきます。この穴あけが一番だるいので、レンタル工房とか使える人は使うとよいと思います。
側板はこれで完成です。

2.ガイド用の棒
次に、正面のガイド用に塩ビ棒を790mmの長さで2本切ります。790mmというのは、幕の幅(750mm)+ソケットの深さ(15mm)×2+円盤の厚み(5mm)×2というやつです。
実は最初に計算を間違えて短く切り、2本無駄にして買い直したとかそういう事実もあります。あほです。

3.巻き取り棒
円盤を前述の大きさに切り、実際に幕を巻き取る棒につけます。側板に貫通しない側(ここでは左)を基準として、20mmの位置に円盤と幕の境が来るように巻き取ります。
ある程度巻き取ったら、反対側にも円盤をつけます。ここから延々幕を巻き取ります。円盤により巻き取ったときにずれないようにしますが、多少動くのでマスキングテープで止めてから巻きました。
当たり前ですが、円盤が幕を巻き終わったときの直径より小さいとはみ出すので意味をなしません。
もう一方の巻取り棒は円盤のみ取り付ければ終わりです。


ということで差し込んでいったものがこちらです。
固定らしい固定はしていませんので、棒が全然抜けます。気になる人は創意工夫してください。とりあえずこれで進めます。
下側から手前に幕を通し、上の棒を超えて、奥の巻取り棒に巻き取らせます。最初のところさえ乗り越えれば、あとは右側に突き出た棒を回してコマ送りができます。


ということで完成です。みんな大好き長大系統62号の旧幕です。
まるで固定していないとか、回すところをハンドルっぽくしたいとかはあるので、また暇を見ながら改良したいですね。


ちなみに阪堺の本物のやつと並べています。これを見ながら構造を考え、炎天下のホームセンターシャトルランを実施しました。
この手のもの、インターネットにそれなりに自作例もあるんですが、結構高度なやつもあったのでログ的に書いておくと誰かの役に立つかもしれないし、立たないかもしれない、というやつです。夏の自由研究におすすめですね。