5年ぶりのヨーロッパ(中編)

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例によってあほほど期間が空きましたがヨーロッパの続きです。


5日目、リスボンの初日。
夜着だったのでさすがにやや遅起き。
例によってフリーパスを買いに行くわけですが、今回は観光地の入場割引or無料を含むリスボアカードというのを買うことに。観光案内所的なところで売っているらしいのですが、割と遅めの時間からしかやってないみたいなので、ホテルからだらだらとメトロ数駅分歩いてレスタウラドーレス広場まで。しかし思っていたところがやっておらず、別のところへ。
キオスクっぽいところで無事購入し、展望スポットやトラム撮影スポットめぐりの始まり始まり。


まずはサンタ・ジュスタの展望台。エレベータがあるんですが、上りは混んでるので普通に階段とかで上がります。


そしてこれが上から。ほんときれいな街並みでした。


続いてマルティン・モニス広場から出ているトラム28系統へ。

結構な並び方をしていたので、こういう場合は一駅先まで歩いて乗ります。別に始発駅から乗る必要無いもんね。


この28系統、ガイドブック常連でリスボンといえばこのトラムだと思うのですが、特に東側の区間はなんで?ってところに通っていきます。急勾配・急カーブ、ガントレット、歩道に食い込むのも当たり前。

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ガントレット区間の行き違い待ち

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ポール外れたみたいで直してました。


それにしてもリスボンの景色の得点が高すぎるんですが、ということは圧倒的に坂の街なんですよね。なので普段の運動不足も祟り、この日の夜はマジで脚が終了し、ホテル帰ってそのまま動けなくなりました。


個人的ベストショット。もうなんも言うことなし。最高。

6日目。

リスボンから西へ、国鉄でシントラという街に来ました。

シントラから北西のPraia das Maçãsまで保存鉄道的なトラムがあり、それに乗ってみようかと思っていたんですが、運休中の貼り紙が出ていました。
下調べ時点で走ってんのか走ってないのかよくわかんなかったので、驚きは特になかったですが、せっかくならやっぱり見たかったですね。


というわけで時間が捻出されたのでレガレイラ宮殿。中とかも見ましたが写真貼りだすと終わるのでとりあえず一枚だけ。


駅前に戻り、バスでロカ岬へ向かうわけなのですが、隣にいたおばちゃんが次のバス何時?ってポルトガル語と身振りで聞いてくる。いや駅前のバス乗り場やぞ、もっと聞く相手おるやろ、なんでこんなアジア丸出しのやつに聞くねん。おばちゃんの精神力は万国共通。
聞きたいことはわかったものの、さすがにポルトガル語で返せず、たどたどしく英語でしゃべりましたが通じそうになかったのでスマホで見せて、解決しました。文明は偉大。


バスに揺られて、ロカ岬はユーラシア大陸最西端の岬。規模がすごい話ですが、まああるのは案内所と灯台と記念碑です。


記念碑には「ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA」とあり、ここに地終わり、海始まる。などと訳されます。

前には限りなく広がる大西洋。
なお案内所では到達証明書が11ユーロで売っており、名前も入れてもらえます。まあ買いますよね、良い商売だ。日本人めっちゃ買うらしい、好きそう。

ちなみに今回一番自宅から遠い場所なので、ここから復路スタートです。
来た道を引き返すのも面白くないので、カシュカイシュ経由で国鉄リスボンに戻ります。この路線もリスボアカードでOK。


7日目。
リスボン最終日。博物館めぐりデーです。
まずは地下鉄と国鉄を乗り継いでベレン駅へ、ジェロニモ修道院を眺めたりしながら、リスボアカードに含まれているベレンの塔に到着。

戻ってきて国立馬車博物館とベレン宮殿。



精緻な造りをしていますが、なんというかデコトラ感が漂います。威圧感は大切。

そのあとは車庫に併設された市電博物館へ。

展示室が2つに分かれていて、入口側の展示室の一番奥から電車で移動になります。なんかいい感じのタイミングで送迎されるシステム。


「obrigado」は「ありがとう」の意味です。


リスボン中心部側に戻り、貨幣博物館へ。十両大判とか日本円とかもありました。

市街地に戻ってうろうろしたあと、船でテージョ河対岸のカシーリャス港(アルマダ)へ。


ここはMTS(南テージョメトロ)のLRTが発着しています。結構きれいで、カシーリャスへの開通は2008年。


名残惜しさを抱えつつ、この日は夜行バスでリスボンを発ちます。



8日目。

寝てる間に国境を超え、6か国目のスペイン、セビリアに到着。
異国で夜行バスに詰め込まれ、薄暗い中降ろされると看板の言語が変わってるの、正直めちゃくちゃいいですね。
とはいえここが今日の目的地ではないので数時間だけ街をぶらついて次のバスに乗ります。あと別のバスターミナルで徒歩20分ぐらいあります。


大聖堂の前を走るトラム。セビリアもちょっとだけトラムがあります、5駅2キロぐらいでめっちゃ短い。

ダイキンのラッピング広告車が走ってました。


乗る方のバスターミナルに到着、めっちゃおしゃれでした。


アルヘシラスに到着。バスターミナル直結のホテルを取っていたので荷物だけ置いて、また次のバスへ乗り継ぎ。
目的地はジブラルタル。連合戦始めるときにうっかり前線貼り忘れることでお馴染みのジブラルタルです(hoi4脳)


バスを降りてすぐの国境検問所を超えて7か国目・ジブラルタルへ入ります。
当たり前ですが入った瞬間、看板が全部英語になって読める、読めるぞ、となります。


わかりづらいですが、入国してすぐにあるのはジブラルタル国際空港の滑走路。徒歩で滑走路を横断する実績解除ができます。

そして空港を超えると市街地になっています。
しばらく歩いて行くとバスターミナルがあるので、ジブラルタル南端のエウロパ岬行きのバスへ乗り込みます。ジブラルタル・ポンドとかいう通貨は持ち合わせていないのでユーロで払います。趣味的に両替してもよかったんですが、実はもう結構な夕方で、あんまり見当たらなかったんですよね。スペイン側ならできたかもしれない。



エウロパ岬に到着です。めっちゃ天気がよく、対岸に見えるのはアフリカ大陸。いやー全然近いっすね。
というわけでこの後はアルヘシラスへ戻りました。

ここで今回は終わり。つづく。