2013年1月28日(月)
公式サイトにて時刻表が公開されましたので、それを基に改正についてだらだらと書いてみようと思います。
日中の運用車両増加
天王寺駅前←→浜寺駅前、天王寺駅前←→住吉公園、恵美須町←→我孫子道の3系統で構成される12分パターンのダイヤです。これは現状と変わりありませんが、所要時間の見直しや折り返し時間の確保などで天王寺駅前発着の系統については一部変更が出ているようです。
たとえば、個人的に基準としている天王寺駅前10時丁度発の運用で比較してみると、現行ダイヤでは
天王寺駅前10:00→10:46浜寺駅前10:51→11:37天王寺駅前11:42→11:58住吉公園12:03→12:19天王寺駅前
で1周し、12:24の浜寺駅前行きとなります。
単純計算で2時間12分(10:00~12:12までがそれぞれ異なる車両)÷12分で12両の運用で回していることがわかります。
一方の新ダイヤでは、
(平日)天王寺駅前10:00→10:47浜寺駅前11:02→11:49天王寺駅前11:54→12:11住吉公園12:15→12:31天王寺駅前
(土休日)天王寺駅前10:00→10:47浜寺駅前11:02→11:49天王寺駅前11:54→12:11住吉公園12:26→12:43天王寺駅前
となり、平日は12:36の、土休日は12:48の浜寺駅前行きへと流れます。
これにより、日中の運用数は平日が1両、土休日が2両増となっており、平日13両・土休日14両で天王寺・浜寺の運用を回すことになります。
見直しによる所要時間増もありますが、それよりは浜寺駅前と住吉公園(土休日のみ)での折り返し時間を見直すことで、遅れを吸収できるようにしたということのようです。
具体的には、浜寺駅前・住吉公園ともに現行の折り返し時間は5分ですが、これが新ダイヤでは15分(住吉公園着発は土休日のみ)となっています。12分パターンですので、定刻で到着した場合には1本前の列車がまだ駅に居る状態となり、現在日中は使用されていない浜寺駅前の「おりば」や住吉公園の2番線が活用されることになりそうです。
また、細かなところですが、天王寺駅前→住吉公園で1分所要時間が延びているためか、すぐに折り返す平日ダイヤでは住吉公園→天王寺駅前のダイヤが1分遅くなっており、住吉→天王寺駅前間の運行間隔が現在の6分間隔から、5分・7分の変則間隔になっているようです。
初電・終電時刻の変更
浜寺駅前行きの最終が繰り下げられるとの発表がありましたが、ほぼすべての初電・終電の時刻が変更となっています。
目立つのは住吉公園駅で、土休日ダイヤの天王寺駅前発が18時台から浜寺駅前行きと我孫子道行きの交互運行となり、住吉公園行きは早々となくなります。
運行本数の比較
最後に合計の運行本数を比較してみます。
まず運行系統別に見ると以下の通りです。
【下り】
運行系統 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|
天王寺駅前→浜寺駅前 | 83(+5) | 78(+5) |
天王寺駅前→住吉公園 | 66(-3) | 53(-9) |
恵美須町→我孫子道 | 80(+3) | 75(+4) |
天王寺駅前→我孫子道 | 27(-7) | 21(+1) |
我孫子道→浜寺駅前 | 4(+2) | 2(0) |
恵美須町→浜寺駅前 | 0(-8) | 0(-7) |
【上り】
運行系統 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|
天王寺駅前←浜寺駅前 | 84(+5) | 77(+2) |
天王寺駅前←住吉公園 | 66(-3) | 53(-9) |
恵美須町←我孫子道 | 80(+1) | 75(+1) |
天王寺駅前←我孫子道 | 26(-7) | 22(+4) |
我孫子道←浜寺駅前 | 3(0) | 2(0) |
恵美須町←浜寺駅前 | 0(-6) | 0(-4) |
括弧内は現行比です。
また、区間別に見ると以下の通りです。
すべて上下線同数で、片方向の運転本数です。
区間 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|
恵美須町~住吉 | 80(-5) | 75(-3) |
天王寺駅前~住吉 | 176(-5) | 152(-3) |
住吉~住吉公園 | 66(-3) | 53(-9) |
住吉~我孫子道 | 190(-7) | 174(+3) |
我孫子道~浜寺駅前 | 87(-1) | 80(-2) |
ということで、ざっと新ダイヤの中身からわかることを書き出しました。
あくまで発表された時刻に基づく推測ですので、実際に施行された後、車両運用等についてはまた調べてみたいと思います。
以上です。