5月はヨーロッパに行っていました。
主たる目的地はチェコの首都プラハ。成田からLOTポーランド航空のワルシャワ経由で往復しました。チケットが安めなので選びましたが、B787で快適でした。成田ワルシャワがだいたい10時間ぐらい。
プラハの目的は街の隅々まで走る路面電車。特に路面電車の車両史?に欠かせないタトラカーの多くが現役なことに惹かれました。タトラカーとは、東側諸国における路面電車の標準形式としてプラハにあったタトラ社スミーホフ工場で生産された車両の総称なんですが、その中でもT3という形式は1万台以上が製造された車両で、丸っこいデザインがとても良いですね。
実は日本の一番近くで走っているのは平壌市電だったりするのですが、さすがに気軽に行ける場所ではないのでお膝元のプラハに行くことにしました。静態保存車ならソウルにもいるようで、こっちは広電から譲渡された大阪市電もいる場所なので一度行ってみたいと思っています。
↓行きました(2019年12月追記)
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さて、プラハ到着が夜でそこから3泊するので、路面電車・地下鉄・バス共通の72時間券(310CZK)を買ってバス→地下鉄→路面電車と乗り継いでホテルへ。
路面電車網が大規模なんですが、23番がノスタルジックトラム、41番がヒストリックトラムとなっています。
23番はこういう感じで。少し古いタイプであるT3SUCSとT3Mが入るということっぽい。
こっちがT3SUCS。1983年以降に生産されたタイプだそうです。
こっちがT3M、T3を更新した車両です。角の白ランプがないですね。
そして41番では更に古いトラムが走ってました。
場所として面白かったのはこちら。Malostranské náměstí*1の近くにあるポイント。
右側の方は高さが足りないのかして、路面電車は左側のトンネルのみ。
パット見では単線っぽいのですが実は分岐器はなく、独立しているいわゆるガントレットというやつになってます。
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動画で見るとパンタもすごく低くなってるのがわかると思います。
ちなみにこの新しいトラムはシュコダ15Tという形式で、T3を置き換えていっているようです。
更新車のT3R.P。プラハ城を背景に。
銀色ボディのかっこいいやつはT3R.PLFというやつです。車体が新製されて部分低床車になっています。
ワルシャワに着いた時点でそうだったんですけど、街並みを見てヨーロッパーーーってなるので楽しかったですね。語彙なさすぎる。
国民劇場を背景に。
ここまでの写真にも写ってましたが、聖ヴィート大聖堂。丘の上にあります。
あとはなんか巨大なメトロノームがある謎の公園からの眺めとか。
旅程はこんな感じでした。
・24日:成田→ワルシャワ(ポーランド)→プラハ(チェコ)
・25日:プラハ
・26日:プラハ→リベレツ(チェコ)→ツィッタウ(ドイツ)→リベレツ→プラハ
・27日:プラハ→ドレスデン(ドイツ)
・28日:ドレスデン→ベルリン(ドイツ)→ドレスデン
・29日:ドレスデン→プラハ
・30日:プラハ→ワルシャワ→
・31日:→成田
次回に続きます。
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*1:náměstí(ナームネスティ)は広場のことで駅名によく出てきました。