続きです。
さて、現在はヨーロッパ旅行 9日目(2023/5/29)。スペイン・アルヘシラスです。
この日はアルヘシラス港からバスでタリファという別の港町へ向かい、タリファから船でジブラルタル海峡を渡ります。
現在地スペインと対岸モロッコは時差が1時間あり、11時発→11時着という不思議なことになっています。
フェリーは何社か運航していますが取ったのはFRSのやつ。前回書いた夜行バスとかもそうですが、取れそうなやつは日本にいる時点でネットで取って印刷までしておけるものを選びました。これを窓口で見せるだけ。本当にありがたい時代ですね。
乗船するとまずはモロッコへの入国手続きをするのでそこそこ並びます。書類には英語で書いてよいのですが、見出しにアラビア語が併記されており、なんもわからんけど楽しい。
手続きが済んだ頃には、ジブラルタル海峡の半分を過ぎていて、モロッコがはっきり見えていました。
8か国目・モロッコのタンジェに到着。アフリカ大陸初上陸、イスラム教の国に来たのも初ということでやや緊張します。
そういうわけで初心者向け旅程として、港のすぐそばから出ている周遊バスに乗ります。
バスは市街地から離れ、スパーテル岬に着きます。
10分間止まるよ、という案内で、まあ置いてかれても折り返しあるからそれ乗ればいいよねと思い、まったりしていたら普通に20分ぐらい止まってました。
スパーテル岬の灯台です。
少し離れたところの案内板。左・大西洋、右・地中海と書いてあります。
港の前に戻り、塀で囲まれた旧市街いわゆるメディナに入ります。
客引きが大変とか調べたときは色々出てきたのですが、個人的にはまあこんなもんか、ぐらいの印象でした。
迷路のようで抜け出しにくいとの評もありましたが、スマホの地図を見慣れてさえいればまあほどほどかなと。なんとなく方角とかもわかりますしね。
高台から海を望むところへ。公園ということになっていますが、フェニキア人の墓地でもあるらしいです。フェニキア、習ったなあ。
市街地をうろうろしたりして港へ戻り、帰りの船に乗り込み、バスでアルヘシラスへと帰りました。
モロッコで一泊するのもありだったかもしれませんが、まあ日和ったのもあり、旅程も終盤でフェリー日帰りの方が安定するのでということで一つ。
短時間ながら初めてのアフリカ、楽しかったです。
10日目。
いよいよ帰路という感じになってきます。
まずはアルヘシラスからバスでマラガへ向かいます。特に予約制のバスではなかったですが途中のマルベリャからは満席でした。
スペイン国内、特にこのあたりはバスがメインのようで、毎日バス移動ばかりなのはちょっと残念ではあります、都市間移動の鉄道も乗りたかった。
マラガ駅前でバスを降り、空港へ向かいます、これはメトロなので久々に鉄路。
マラガ市街地をうろついてもよかったのですが、荷物があるのとなんやかんや疲れが出ていたので、すぐに空港へ向かうことにしました。
マラガ空港からは帰りの航空券が始まります。ただ、この先のフランクフルトで一応1泊するので荷物はフランクフルトで出してくれと言って預けます。
空港内にある寿司バー的な「KIREI by KABUKI」
9か国目にして最後、ドイツはフランクフルト空港に到着。ぎりぎりストップオーバーにならないぐらいの時間しかないので、そのままフランクフルト泊です。
ちなみに途中のストップオーバーは往路・復路を通して1回のみ、というのがANAマイルの提携会社特典航空券のルールです。その1回はウィーンで使っています。
ホテルに一旦入り、割と夕方ですが適当にトラムに沿ってうろつきます。
P形(Pt形)
S形
中央駅をのぞいたり、スーパー寄って適当にお土産になりそうなものを見繕ったりしました。
11日目。ついに帰る日がやってきましたが、朝もはよからICEに揺られていました。
1時間ぐらいで到着したのはヴュルツブルク。
ここはラッシュ時にデュワグカーが走るんですよねえ、ということですが駅前に電車がまるで居なくてですね。
看板にある通り、いわゆる保守工事でバス代行期間中というやつ、完全に見落とし。
下調べはちゃんとしましょうという話なのですが、何もせず帰るのもあれなのでとりあえず運休区間の端っこSanderringまで来ました。
そしたらなんか教習車でデュワグカー来ましたね、ラッキーです。
一応来た甲斐があったということでぶらぶらと駅へ戻ります。
フランクフルトへ戻り、ルフトハンザ航空716便、B747へ搭乗。
長時間フライトを経て、2023年6月1日の日本に帰国したのでした。