倶利伽羅付近の旧線跡

石川と富山の県境の旧・北陸本線では津幡~石動のほぼ全線にわたって1955(昭和30)年に線路の付替が行われていまして、倶利伽羅駅付近に付替前の遺構がいくつかあるので見てきました。

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1:50,000 chikeizu | Stanford Digital Repository

はじめは倶利伽羅駅構内の線路下です。駅舎からやや東へ行くとレンガ造りの通路が2本残っています。
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駅舎に近い1つ目。奥にかけて3本並んでいます。現在の線路があるのは最も奥(北側)。レンガ造りの手前(南側)が一番古いのでしょう。
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入っていくと1本目は途中で断面が変わります。
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2本目。
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3本目。現役の線路の下なので、接触した際は急ぎどこそこに通報するように、という張り紙があります。

続いてさらに東へ行くと2つ目のレンガ造りが現れます。
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さっきとは違って1本で貫いていますが、途中で断面が変わります。現在の線路の直下にあたり、後に延長されたものと見えます。


さて、駅から離れ東に進むと、県道286号(旧・国道8号線)は現在の線路をくぐって北側へ出ます。
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振り返ってみるとちょうど現在線(左)と旧線(右)が分かれたあとで、道路はちょうどその間を走る形になります。この写真にも遺構が写っています。気づきましたか?


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正面から2枚。だいぶ草木に埋もれています。

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県道から外れ北側に逸れていく道を上って振り返った図。おそらく廃線跡はこの道の右側。
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さらに上っていく。おそらくこのあたりまで来ると道と旧線は合流してそう。左に見える現在線との高低差。

この先、旧線は九折トンネルに入っていく。西側は痕跡が見られませんが・・・

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東側はポータルが残っています。直上は国道8号線倶利伽羅バイパスですが、このように旧線用地を利用してバイパスが作られたようです。

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あとはその撮影地点の真下ぐらいにもレンガ造りの構造物。鉄道の直下なのかと言われると微妙な位置ですが、近い年代のものではないでしょうか。

旧線はこの先、倶利伽羅トンネルへ入り、峠を越えていきます。このトンネル跡も転用・拡幅されて、国道8号線倶利伽羅トンネルとなっています。